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1.全地球規模でインターネットサービスを行っているプロバイダがあります。 −−−ローミングサービス、全世界にアクセスポイントを配置−−− (1)ニフティサーブは、米国 GRIC Communications社との提携によってローミングサービスを行っています。 http://www.nifty.com/ap/roaming.htm ニィフティサーブに加入している人には、非常に便利です。 全世界から、ニィフティサーブのIDとパスワードを使って、インターネット(メール、WWW)をアクセスできます。 日本でいつも使うプロバイダのメールサーバを使ってメールの送受信ができます。 最近、プロバイダによってはアクセス制限をしていることがあります。 海外へ出かける前に現地のアクセスポイントへ国際電話をかけて直接接続し、使用する予定の機能テスト (メール送受信等)を行って下さい。 (2)IBMの場合 http://www.ibm.co.jp/snsjinfo/provider/netpassport.html このページには、「世界の電圧・電源プラグ」、「世界のモジュラープラグ」の情報があります。 http://www.ibm.net/hlpctr/html/accessnum.html (3)NECの場合 http://www.mesh.ne.jp/mesh/roaming/ 最近は、他にも多くの会社が参加しています。 2.一方、各国には現地のインターネットプロバイダがあります。 どこのプロバイダから接続しても、インターネットに入ってしまえばあとは同じ でどこでもアクセスできます。 アクセスポイントまでの電話料金と使用料が安いということが重要です。 現地でPPPのアクセス権(電話番号、ID、パスワード)のみ購入すれば、 日本国内でいつも使用しているメールサーバを現地から直接アクセスできます から便利です。現地プロバイダのメールサーバを使用する必要はありません。
現地ローカルインターネットプロバイダ | 世界的規模インターネットサービス | |
アクセスポイント | その国内に多い | 大都市のみ(数が少ない) |
費用 | 非常に安い 台湾の SEED NET の場合 \1.6/分 |
ちょっと高価 ニフティサーブのローミング サービスでは、追加\20/分 国際電話より安い |
手間 | その国毎に加入手続きが必要 (手続きは簡単ですが...) |
日本で加入するのみでOK |
結論 | 長期の場合に便利 | 単なる出張の場合に便利 |
3.ニフティサーブがサービスしているローミングサービスを使ってみました。 まず、現地アクセスポイントの一覧表が必要です。 GRICコミュニケーションズ社から「ダイヤラー」をダウンロードします。 これをインストールすれば、全世界のアクセスポイントの電話番号等を調べられます。 実際に国際電話をかけて試しました。 USAのインターネットプロバイダのアクセスポイントからでも、コンピューサーブのアクセスポイントから でも接続できて、接続後は、インターネットをフルに活用できました。 日本でいつも使うプロバイダのメールサーバ経由でメールの送受信ができました。 最近、プロバイダによってはアクセス制限をしていることがあります。海外のアクセスポイントへ 直接接続して使用する予定の機能テスト(メール送信、メール受信等)を国内で行っておいて下さい。 コンピュサーブのアクセスポイントの場合、DNSデータがありません。しかし、他のプロバイダのDNS データを使えば問題なくインターネットをフルアクセスできます。 アクセスポイントへの接続は、Windows95のダイヤルアップ(または、同等のもの)で行います。 ユーザ名にはニフティサーブのIDを使って、XXXXXXXX@nifty.com と入力します。 ここで、XXXXXXXX がニフティサーブのIDです。 パスワードは、ニフティサーブのものです。大文字と小文字を間違えないようにして下さい。 料金は、¥20/分の付加料金が必要ですが国際電話と比べれば安いものです。 インターネットをフルアクセス、しかもいつも使う日本のメールサーバも使えるのですから十分な価値があります。
インターネットにアクセスするためにモデムを電話回線に接続します。 USA、台湾、韓国で、ホテルからアクセスしてみましたが特に問題なく接続できました。 1.電話線を電話機とモデムに分岐するコネクタ(単純な並列接続でOK)を持っていくと 便利です。 コネクタは、日本で買うと¥500以上しますが、台湾では¥200未満で購入できました。 2.モデムは、会社内の内線で使用可能な設定にしておけばそのままで使用可能なはずです。 モデムは、次の手順を辿って相手に接続します。 (1)コンピュータがモデムに対して制御コマンドを送る。 (2)モデムは、受話器を取った状態にし、電話回線の音をチェックする。 この時、”電話回線の音を無視する”ように設定して下さい。 外国の電話会社とかホテルの交換機は、NTTと異なる音を出力するので こうしておかないと電話回線が使用不可と錯覚してしまいます。 (3)この後モデムが自動的にダイヤルします。 (4)呼び出し音が鳴るはずです。 (5)相手のモデムから発信音が聞こえます。 これに対して、自分のモデムが音を出して、交信します。 電話回線の状態に応じた最適の通信速度が決定されます。 (6)この後、コンピュータがプロバイダのコンピュータと通信可能になります。 3.気を付けることは (1)外線発信番号 0、9、8等いろいろです。 (2)”トーン”か”パルス”か 受話器をとって、ダイヤルボタンを押して音を聞いて下さい。 ピポパというような音が聞こえれば”トーン”です。 ブツブツとかバリバリというようであれば”パルス”です。 (3)WIN95であれば、自分の”所在地”と接続先を定義すれば便利です。 接続先と所在地の組み合わせで、電話番号が自動的に変化します。 (4)今いる”所在地”は、下記で登録します。 スタート→コントロールパネル→モデム→ダイヤルのプロパティ →所在地の”新規”→入力していきます (5)接続先はダイヤルアップネットワークの”新しい接続”で定義します。 その後、今定義した接続先APのアイコンを右クリック →プロパティ→サーバーの種類→TCP/IP設定 →”ネームサーバアドレスを指定”を選ぶ →プライマリDNSのIPアドレスを指定 →セコンダリDNSのIPアドレスを指定 (DNSのIPアドレスは、プロバイダのものです) (注記)DNS(Domain Name System)は、URLからIPアドレスをもとめるコンピュータです。 4.最初だけは電話回線の音をモニタ(受話器で直接聞く)した方がよいです。 音を聞けば、 ・ダイヤルはしたのか? ・相手が応答しないのか? ・モデム間の最初の交信が失敗したのか? がわかります。ただ受話器をはずすと電話機が負荷としてかかるためモデム間 の交信が失敗する可能性がありますので、ダイヤル後の呼び出し音を確認したら すぐに受話器を電話機において下さい。 5.コンピュータがモデムに送る制御コマンド”ATコマンド”は、モデムのメーカーに よって少しずつ違いますがほぼ共通(たまに異なることがあるのでモデムの説明書で 確認する必要があります)です。 標準コマンド(確認した方が良いコマンド) X3 最初”電話回線の音を無視する” M1 ダイヤルから相手に接続するまで電話回線の音をスピーカに出力し 接続後は音を出さない M0 スピーカから音を出さない
台湾に行く機会が多く、日本と台湾との通信費節約のためにインターネットを使用してみました。 台湾と日本間の回線は細いらしく、非常に応答が遅いようです。 夜から深夜にかけては極端に応答が遅くなります。 ですから、インターネットフォーンとかTV会議は無理でしょう。チャットは大丈夫でした。 1.台湾では、台湾の”電信電話公社”が経営している HINET が最大です。 「中国語・韓国語のホームページを見る」を読んでから下記URLをアクセス(クリック)して下さい http://www.hinet.net <--- 中文です 2.次に有名なのが、SEED NET です。 「中国語・韓国語のホームページを見る」を読んでから下記URLをアクセス(クリック)して下さい http://www.seed.net.tw <--- 中文です 3.日本からメールを送って加入の意向を伝えても、回答は的外れな答えでした。 (1)HINET へ送ったメールの返事は中文(台湾)でした。 英語で質問したのに答えは中文だったのです。 (2)SEED NET へも英語で質問をしましたが返事はありませんでした。 4.台湾で友人に中国語で、電話で、HINET に加入の可否を聞いて戴いたのですがパスポートと労働ビザ の提示が必要とのことでしたのであきらめました。 労働ビザは、出張程度では持てませんので... 5.SEED NET は民間企業ですし、親切な感じがしましたのでホームページから住所を見て 直接事務所を訪問して加入しました。事務所での手続きは簡単なものでした。 接続料金('97年3月)は 1000NT$(約\4800)で45時間分の使用権(PPPアナログ接続)ですから¥2/分より安い ものでした。契約した、明くる日に使用可能となります。 6.SEED NET アクセスポイント(AP): 台湾内に多くのAPがあります。どこからでも市内料金でAPに接続可能のようです。 事務所は、高雄市内に支店があります。住所は、 高雄市前鎭区民権二路8号18楼 高雄市内の南、中山二路と中山三路のつなぎめ辺りです。 高雄市内から空港へ行く途中のビルです。 7.SEED NETまでのルート Windows95標準付属の TRACERT.EXE、’97年4月11日 Windows 95 は標準で PING と TRACERT が使用できます。 >tracert www.seed.net.tw Tracing route to www.seed.net.tw [139.175.251.51] over a maximum of 30 hops: 1 * * * Request timed out. 2 148 ms 137 ms 133 ms gw-kounan_i.mmtr.or.jp [203.180.191.129] 3 185 ms 192 ms 332 ms gw-ylw1.ylw.mmtr.or.jp [203.180.188.7] 4 179 ms 175 ms 174 ms gw.mmtr.or.jp [203.180.188.1] 5 * 562 ms 422 ms nagoya1.iij.net [202.232.13.205] 6 414 ms 434 ms 439 ms nagoya-bb0.iij.net [202.232.1.225] 7 456 ms 484 ms 689 ms osaka-bb1.iij.net [202.232.0.85] 8 * 511 ms 608 ms iijgate1.iij.net [202.232.1.198] 9 666 ms 597 ms 681 ms pennsauken.iij.net [202.232.0.250] 10 675 ms 623 ms 701 ms sl-pen-1-F4/0.sprintlink.net [192.157.69.9] 11 731 ms * 662 ms sl-pen-11-F10/0-100M.sprintlink.net [144.232.0.118] 12 659 ms * 665 ms sl-stk-1-H12/0-T3.sprintlink.net [144.228.10.102] 13 885 ms 750 ms 705 ms gsl-stock-3-Fddi0/0.gsl.net [204.59.128.197] 14 729 ms 647 ms * 204.59.160.18 15 798 ms 693 ms 775 ms 139.175.238.1 16 809 ms * 907 ms www.seed.net.tw [139.175.251.51] 8.HINETまでのルート Windows95標準付属の TRACERT.EXE、’97年4月11日 >tracert www.hinet.net Tracing route to w3.hinet.net [168.95.1.82] over a maximum of 30 hops: 1 * * * Request timed out. 2 142 ms 139 ms 137 ms gw-kounan_i.mmtr.or.jp [203.180.191.129] 3 181 ms 179 ms 169 ms gw-ylw1.ylw.mmtr.or.jp [203.180.188.7] 4 180 ms 178 ms 173 ms gw.mmtr.or.jp [203.180.188.1] 5 328 ms 409 ms * nagoya1.iij.net [202.232.13.205] 6 412 ms 358 ms 502 ms nagoya-bb0.iij.net [202.232.1.225] 7 448 ms 537 ms 461 ms osaka-bb1.iij.net [202.232.0.85] 8 421 ms 320 ms 355 ms iijgate1.iij.net [202.232.1.198] 9 622 ms 605 ms 637 ms pennsauken.iij.net [202.232.0.250] 10 794 ms 689 ms 761 ms sl-pen-1-F4/0.sprintlink.net [192.157.69.9] 11 650 ms 575 ms 625 ms sl-pen-11-F10/0-100M.sprintlink.net [144.232.0.118] 12 743 ms 727 ms 584 ms sl-stk-1-H12/0-T3.sprintlink.net [144.228.10.102] 13 666 ms 806 ms 540 ms gsl-stock-3-Fddi0/0.gsl.net [204.59.128.197] 14 918 ms 803 ms 866 ms 204.59.162.14 15 773 ms 752 ms * 168.95.253.189 16 780 ms 850 ms 822 ms w3.hinet.net [168.95.1.82] 9.SEED NETから www.ylw.mmtr.or.jp までの距離 Windows95標準付属の TRACERT.EXE、’97年4月18日 >tracert www.ylw.mmtr.or.jp Tracing route to troi.ylw.mmtr.or.jp [203.180.188.28] over a maximum of 30 hops: 1 232 ms 236 ms 215 ms 139.175.26.253 2 220 ms 220 ms 218 ms 139.175.26.254 3 228 ms 230 ms 230 ms 139.175.188.1 4 230 ms 221 ms 240 ms 139.175.238.2 5 462 ms 428 ms 460 ms paloalto-cr13.bbnplanet.net [131.119.43.173] 6 472 ms 480 ms 456 ms paloalto-br1.bbnplanet.net [131.119.0.193] 7 459 ms 469 ms 457 ms decwrl.bbnplanet.net [4.0.1.58] 8 461 ms 460 ms 550 ms br1.pao1.alter.net [198.32.176.2] 9 480 ms 799 ms 470 ms 431.atm10-0.cr1.pao1.alter.net [137.39.13.142] 10 700 ms 570 ms * 197.Hssi8-0.CR1.SJC1.Alter.Net [137.39.72.205] 11 443 ms 500 ms 448 ms 311.atm1-0.San-Jose9.CA.alter.net [137.39.13.114] 12 480 ms 517 ms 530 ms mae-west.iij.net [198.32.136.47] 13 581 ms 574 ms 613 ms iijgate.iij.net [202.232.0.233] 14 791 ms * 584 ms otemachi45.iij.net [202.232.1.152] 15 583 ms 589 ms 572 ms osaka-bb1.iij.net [202.232.0.2] 16 607 ms 600 ms 586 ms nagoya-bb0.iij.net [202.232.0.86] 17 604 ms 587 ms 592 ms nagoya1.iij.net [202.232.1.227] 18 820 ms 860 ms 768 ms mmtrgw.iij.net [202.232.13.206] 19 624 ms 630 ms 650 ms troi.ylw.mmtr.or.jp [203.180.188.28]