<SoftEther:強力なVPNフリーソフト> 2004/11/14 SoftEtherを使う 2004/11/14 SoftEther V1 仮想LAN接続(VPN) 2004/11/28 SoftEther V1 仮想LAN接続(VPN)+LAN+WANアクセス 2004/11/28 SoftEther仮想LAN接続での注意 |
<インターネット接続の共有> 2004/10/24 インターネット接続の共有を使う(ほとんどすべての通信が通過します) |
<ファイアウォールの中から> 2001/08/25 社内LAN内のパソコンの時計を外の標準時に合わせる 2004/04/09 社内LAN内でPOPメールを読む |
<ホテルからネットワーク接続> 2004/12/05 レジュームを使用している時の注意 2004/12/05 ホテルからCISCO VPN CLIENTで接続する時の注意 |
<LAN(ネットワーク)での注意> 1998/10/16 ネットワークドライブ名称は、フォルダと異なった名前とする |
<自宅のLAN> 2001/03/09 自宅のLAN配線を正式なものにしました。 |
<ルータ、HUB> 2004/10/09 ルータをHUBとして使う |
<ISDNルータ MN128SOHO でVPN> 1999/06/18 [出張先:モデム]からインターネット経由でMN128SOHOへVPN(仮想専用ネットワーク)接続 1999/06/18 PPTP接続用Windows98パソコンの設定 1999/06/18 MN128SOHOのPPTPサーバ設定(モデム→インターネット→MN128SOHO) |
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<やりたいこと、やれること> 1)出張した時に、突然、自分が使い慣れたパソコンの中のファイルが必要になることがあります。 こういう時には、遠くの自宅のパソコンの中を見ないと、どこにあるか思い出せません。 2)VPNで接続すれば、隣りにあるパソコンをLANでアクセスするのと同じ感覚で 遠くにあるパソコンを操作できます。 3)NetMeetingに対応していないルータを通過してNetMeetingができます。 4)通信は暗号化されるので安全です。 5)インターネットを使うので、通信コストが安い。 このようなことを容易に実現できるソフトがあります。 SoftEther Virtual Ethernet System http://www.softether.com/jp/ SoftEther は Windows 2000、XP以後に対応しています。 SoftEtherの説明書に従ってインストールします。 フリーソフトウェア版を使用してみました。
下記はSoftEther V1 仮想LAN接続(1:1)の例です。 SoftEther V1 仮想HUBへ複数のパソコンを接続することができます。
自宅パソコンの操作(初めに行う) 初めに仮想HUBAを作成する。「SoftEther 仮想 HUB 管理クライアント」を使用する。 仮想接続を許可するユーザ名とパスワードを設定して仮想HUBを作成する。 「SoftEther接続マネージャ」を使い@をAへ接続する。 接続は、仮想HUBを持つ実体PCのIPアドレスを指定する。 ・自PCは「localhost」または「127.0.0.1」 ・他のPC内の仮想HUBに接続する場合は、そのPCの実体LANカードのIPアドレス (常時接続を設定しておけば接続操作は不要です。) |
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仮想HUBへ複数のコンピュータを接続できます。 仮想HUBへ接続されたコンピュータ同士はLANを構成します。 |
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出先ノートパソコンの操作 「SoftEther接続マネージャ」を使いBをAへ接続(IPアドレスを指定)する[接続アイコン]を作成する。 「SoftEther接続マネージャ」→[接続アイコン]を右クリック→接続 |
出先パソコンから自宅LANと自宅LAN経由インターネットアクセスが可能な設定です。 いろいろなやり方がありますが、ここでは設定が容易なインターネット接続の共有を利用してみました。 出先パソコンからはLANおよびWANをアクセスできます。 インターネット接続の共有がルータの役割をしますから、「SoftEther仮想LAN接続」ネットワークと LAN+WANは「インターネット接続の共有」により分離されています。 下記設定の場合、出先パソコンでSoftEther仮想LAN接続を使用しない時は「無効」にした方が安全です。 パケットが未接続のSoftEther仮想LANへ流れる場合があり、この場合インターネットアクセス等が無応答となります。 このため、SoftEther仮想LAN接続を使用しない時は出先パソコンの「SoftEther仮想LAN接続」を無効にします。 出先パソコンで「コントロールパネル」→「ネットワーク接続」→「SoftEther仮想LAN接続」を右クリック →「無効」クリック 無効にする →「有効」クリック 有効にする
自宅パソコンの操作(初めに行う) SoftEther接続マネージャで@をAへ接続する。 (常時接続を設定しておけば接続操作は不要です。) |
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出先パソコンはSoftEther仮想LAN接続で 自宅パソコンに接続します。 さらに、自宅パソコン内の「インターネット接続の共有」 を経由してLANとWAN(インターネット)をアクセスできます。 仮想HUBへ複数のコンピュータを接続できます。 仮想HUBへ接続されたコンピュータ同士は LANを構成します。 |
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出先ノートパソコンの操作 SoftEther接続マネージャでBをAへ接続する。 SoftEther接続マネージャ →接続アイコンを右クリック→[接続] |
<注意すること> @PINGが通らない場合は、コマンドプロンプトのROUTEコマンドで確認して下さい。 ROUTEは、宛先IPアドレスに対してメッセージがコンピュータの中で通る道筋を定義します。 宛先、ブロードキャスト、省略時ルートの場合が記述されています。 この定義は、LANカードの状態に応じて自動的に決定されます。 変更することも可能ですが、通常は自動処理に任せます。 > route print 「SoftEther仮想LAN接続」が「有効」ではあるが仮想HUBへ未接続の場合にパケット(通信データ)が 未接続の「SoftEther仮想LAN接続」の方へ流れ込んで応答しないことがあります。 対策は ・SoftEtherを使わない時は「SoftEther仮想LAN接続」を無効にします。 ADefault Gateway(デフォルトゲートウェイ)は重要です。 宛先IPアドレスが自分と異なるサブネットの場合で、ルートが明示されていない時に中継のため送るルータの IPアドレスです。 Default GatewayはLANカード毎(実体のあるLANカード、SoftEther仮想LANカード)に設定できますが 通常は1つのみ設定します。 Default Gatewayを複数設定した場合はどちらに中継されるか指定できず通信が応答しないことがあります。 (バックアップ経路を確保する用途では複数のDefault Gatewayを指定します。)
使わなくなったルータをHUBとして使ってみました。 <WAN側> WAN側はコネクタを繋ぎません。 <LAN側> @LAN側のみ使用します。 ADHCP機能は「無効」にしておきます。 BLAN側のIPアドレスは無関係となります。 メンテしやすいようにIPアドレス等を設定しておきます。 LAN側からのルータへのアクセスはパスワードを設定して保護しておきます。
ホテルからCISCO VPN CLIENTで接続する時の注意です。 VPNを成功させるためには下記「Enable Transparent Tunneling」を @マークする Aマークしてはいけない Bどちらでもよい の3つの場合があります。 接続できない時は試して下さい。 CISCO VPN CLIENT で[Options▼]をクリック →[Properties...] →□Enable Transparent Tunneling
ノートパソコンをレジューム設定で使用している時の注意です。 <現象> ホテルで前日ネットワークに接続できていたのに今日パソコンを使用するとネットワークに接続できない。 パソコンを再起動すればネットワークに接続できる。 <原因> パソコンのLANインターフェースソフトは接続相手のMACアドレスとIPアドレスの対応表(ARPテーブル) を記憶しています。この機能が邪魔をすることがあります。 <解決法> ARPテーブルを消去します。消去しても新しく作成されますので問題はありません。